○的早審査員
(主な審査担当部門 ラベル表示・コンプライアンス)

令和2年4月1日より販売する加工食品は新食品表示法に則した表示をすることとなっていますので、製造事業者は今から準備を始めて対応できるようにして下さい。

  

食品表示法移行期限間近ですので、通常の表示審査に加えて食品表示法に移行されている商品がいくつあるかを見させていただきました。

  

食品部門は36点中、食品表示法に則した表示がされているのは10点でした。   現行の食品表示からの一番の変更点としては、栄養成分表示の義務化ですが、栄養成分表示までできていた100点満点の商品は5点のみでした。

  

菓子類については15点中5点が食品表示法に則した表示でした。まだまだ移行されていない商品が多くありますが、来年の4月1日には移行できるように考えていかなければいけない時期となっています。

  

また、食品表示の「原材料名」の項目は「使用した原材料の多いもの」順(重量順)に記載することが法律で定められています。原材料名の表示が適正かの判断を行うためには、Tango Good Goods応募書類の製造食品仕様書の中にある「使用原材料の配合率」を正確に記入する必要があります。   記入されていないものも多くあり、表示について正確な判断ができない商品もいくつかありましたので、今後は正確な記入をお願いします。

  

食品製造事業者は、まずは2020年4月1日の食品表示に対応できるようにすることが第一だと思いますので、アミティ丹後等に相談され至急対応されることをおすすめします。

○吉田審査員
(主な審査担当部門 マーケティング)

       

この審査の審査基準の中の1つに「適正な価格であるか?」というものがあります。

             

そういった着眼点から値付けについて考えながら審査させていただきました。値決めは、「経営」というよう、にとても大切で難しいものです。値段を決める方法は2通りあると思います。1つは原価・手間を計算して、そこに利益をのせて価格を決める場合で、これはほとんどの経営者がやられていると思います。

             

世の中で売れてない商品の中には安すぎて売れない場合もあり、本来の価値から安すぎると思うと消費者は安いから不安を感じてしまうため、購入しない場合もあります。このような場合は先ほどの原価・手間などの計算が上手くいってないと考えられますのでご一考ください。

             

もう1つは、どのような価格帯で似たような商品が売れているのかをマーケティングして、消費者が買いやすい価格を調べて価格を決める方法です。 今回の審査会で重要に感じたのはこちらの値付けの方法で、審査した商品の中には値付けされているほどの価値が感じにくいと思える商品がいくつかありました。

             

おそらく値付けをされている側からすると決して高い価格はつけていないと考えていると思いますが、これは商品価値が消費者へ伝わっていないため高いと感じているということです。

             

商品価値というのは、商品そのものの価値はもちろんですが、商品価値を伝える「パッケージデザイン、POP、しおり」等の商品説明及び展示で、なぜこの価格なのかを消費者に説明する必要があります。消費者が理解できれば、その商品は決して高くなく、どのように価値を伝えるかが重要だと思います。商品力は、力高く、価値あるものだと感じていますので、後は価値をどう伝えるかということと、値段の決定が重要です。また、販売されるときにどうやって販売するかを考えていく必要があるように感じました。

             

数年審査をさせていただく中で感じたことは「Tango Good Goods」という「丹後ブランド」を創ることに対して、年数が経つにつれ意識が薄れているのかなと感じました。「Tango Good Goods応募」が毎年のルーティンになっていることも否定できないかなと思いました。作り手はブランドという価値を考え直していただいて「Tango Good Goods認定商品」が力のある商品なんだというモノづくりを行い、そのブランドを「作り手」も「売り手」も高めていくものだという意識をもう一度原点に返って持っていただいて、より「丹後ブランド」の価値が向上することを願っています。

○藤原審査員
(主な審査担当部門 デザイン)

       

 今回は、全体を見たときにぱっと目を引くものがなかったとうのが第一印象でした。

       

認定審査会においても実際の販売をするようにPOPやパネルで訴求するようなものが以前はありましたが今回はそのようなものがなく、インパクトに欠けた印象です。

       

商品を販売するためにはプレゼンテーションが大事で、パッケージだけではメッセージにも限界があります。        POPを充実させることで売れ行きに大きな影響があることがデータにも出ていますので、販売時の展開にも気配りをお願いします。

       

今回の審査会商品について何点か印象等をあげさせていただきます。生姜オイル、きくらげという新商品がありましたが、味や食感もよく、いろんな食材にマッチしタイムリーな商品ですが、パッケージには使用方法、食べ方等がなにもなく、もったいない商品だと感じました。        へしこ茶漬けという新商品は味やパッケージ・企画等完成度が高い商品でしたが、ギフト箱が専用ではなく隙間があるため緩衝材等で隙間を埋められていたのが残念でした。完成度が高いことから専用箱を作成され、もう一段上の商品づくりを期待します。

       

最近はSNSの影響が大きくインスタグラムやツイッターで、良い商品や話題性があるものは一気に広まっていくことからそちらの活用も重要な時代になっていると思います。

       

繊維や工芸品については、パッケージデザインがないものや中途半端なものが多い印象でした。タグ、しおり、箱など最後の部分まで工夫して付加価値を向上させていただきたいと思います。ネックレスや小物等は、例えば貼り箱梱包にして、しおりを入れることで付加価値をつけて販売できます。価格も800円の物が1200円でも売れる商品になることに加え、手に取っていただきやすくなりますので今後の参考にしてください。